名寄市立大学野村クラス授業資料

日本には成人式と呼ばれる行事があります。20歳を迎えた男女が地区ごとに集まって成人になったことを祝います。しかし西暦2000年頃からこの式典で異変が起こるようになりました。参加した新成人が派手な衣装を着たり、市長や来賓がスピーチをしているときに、爆竹を鳴らしたり、着物姿の女子が一升瓶のお酒をラッパ飲みしたり。そういった奇行が新聞やテレビ、SNSで取り上げられるようになったのは皆さんもご承知の通りです。心理学者や教育学者はこういった行動は幼少だったときに家庭や学校で十分に認められなかったこと「承認欲求」が主な原因だと述べています。

そこで今日はこの荒れた行動と幼児教育の関係についてグループ内で話し合ってみましょう。

①番あなたは成人式に参加しましたか。


②参加した人にお尋ねします。会場にヤバそうな人がいましたか。

③成人式は必要ない、やめるべきという意見がありますがあなたは賛成ですか。


④幼稚園や小学校で承認欲求を満たす教育ができていれば、成人式の問題は起きなくなると思いますか。

以上4点をグループ討論し、答えがまとまったら英訳してアンさんとオンライン会話をしてください。

みなさんは18歳から20歳。成人式を迎える世代です。若い視点から屈託のない意見を出してくださいね!

今年の五大ニュース

2022年もあと少しです。
この1年にあったことをざっと整理したいと思います。
① NHKから翻訳の仕事が来た。
②小学生の生徒たちが英検5級に8名合格した。
③ ウン十万円もした補聴器を紛失した。
④ 大事な授業中に胃痙攣。高齢を痛感。
⑤ 健康診断で中性脂肪が正常範囲へ戻る。


3番4番を除きまあまあ良い年だったと思う。来年はどうなるだろうか。何はともあれ健康でいたい。そして14年目の英語塾を継続したい。

生徒の皆さん、来年もよろしく!

外国人の目から見た日本

Annie is from the Philippines. She has been running a restaurant in Adachi Ward, Tokyo for 25 years. Having witnessed Japan’s transition, she feels that younger generation in Japan today seems to be quite selfish and undisciplined. It is not uncommon for young people, who are the early-morning clientele, to swear at Filipino hostesses who are the same age as their parents. Annie seriously scolds these young people for their arrogance.

“I also have a son. If he behaves rudely to someone older than him, I will definitely get angry. It’s a shame for his parents. That’s why I scold anyone, even the customer.

When she first came to Japan, she was taught how to behave in this country by elderly men in Adachi Ward. She inherited those spirits.

That’s why I’m frustrated with the current Japanese people who can’t scold or get angry .In the Philippines, they scold other people’s children.

名寄市立大学12月12日授業資料

栄養学科で学ぶみなさん、あなたがたに託された使命は果てしなく広い。

学校や会社、病院の栄養管理だけではない。もっとグローバルな分野で君らの力量が求められている。

海外に目を向けてみよう。世界中の穀倉地帯で生産が不振にあえいでいる。戦争や異常気象のためだ。食糧輸出国が輸出をやめている。自国民を守るためだ。

日本などの輸入国はどうなってしまうのだろう。 一方で爆発的な人口増加が続き、食料への需要は高まる一方だ。このままでは飢餓で死ぬ人が急増し、食料を求めて新たな紛争が起きる。待ったなしの状況だ。

ある日本人女性がアイデアを求め、北欧を旅した。井出留美さん、栄養学の専門家だ。数々の取り組みに衝撃を受ける。地産地消ホテル、余ったパンでアイスクリーム作り、食品廃棄物を燃料に走るバス、賞味期限切れ食品の安売りを知らせるアプリ、太陽熱や海水を使った冷暖房。

世界中が同じ努力すれば、どれだけ助かるだろう。国連の調べでは、無駄に捨てられる食品で30億人を養えるという。そうすれば飢餓はなくなる。飢餓がなくなれば紛争がなくなり世界平和につながる。

日本でこのプロジェクトを進めるには、皆さんの若いエネルギーが不可欠だ。大きな夢と野望を持って勉学に励んでほしい。

クリスマス

12月だ、今年も残りわずか。

この時期不思議なことが起こる。

運転しながらYouTubeを聴いていると、自分が好きなクリスマスソングが流れてくるのだ、別にリクエストしたわけでもないのに。「あなたそろそろこれが聞きたいんじゃないんですか」とでも言わんばかりに選曲してくる。

おそらく過去の履歴から分析して、僕の聴きたい曲を予想しているのだろう。ありがたいが不気味な気もする。

自分にとってのベストスリーはこれ。

3 Shakin’ Stevensメリークリスマスエブリワン

2位 ワム! Last Christmas

イギリスで働いていた頃、どちらもよくラジオでかかっていた。仕事が忙しく地獄のような日々だったが、今思えば懐かしい。

1位 山下達郎クリスマス・イブ

日本のクリスマスソングでこれに勝るものはない。「必ず今夜なら言えそうな気がした。」という歌詞にフラれた過去を思い出す男性は山ほどいる。オレもその1人。笑

名寄市立大学12月5日授業資料

静岡県の保育所でとんでもない事件が起こりました。一体何がこのような事態を招いたのか、我々なりに分析してみたいと思います。将来保育士を目指す保育学科の皆さんは特に真剣に取り組んでください。

123日、静岡県裾野市のさくら保育園で、保育士が園児たちに虐待を繰り返していた事実が明らかになった。この日県と市が保育園に特別監査に入り、園長からの聞き取りを実施したところ、今年6月ごろから3名の保育士が園児たちの足を掴んで宙吊りにしたりカッターナイフを見せて脅したりするなど虐待行為を繰り返していたことが判明。

何も反抗できない子供たちに暴力を振るうなど許せない行為だ。

保育士は真面目で優しいというイメージがある。今回逮捕された彼女たちも最初は夢と希望を持って保育士になったはずだ。一体いつ頃から歪んでしまったのだろう。徹底的に事実を解明してほしい。

また園長も園長だ。虐待を通報しようとした保育士に土下座して口止めし、他の職員には口外しないように誓約書まで書かせたという。

こんな保育園が普通に存在するのなら、小さな子供を持つ母親たちは安心して預けることなどできない。一刻も早い改善が急務だ。

日本、決勝トーナメント進出

当塾にはサッカー大好き少年が3人いる。

スペインとの試合が行われる前、彼らに聞いてみた。「日本は勝てると思うか?」

「イヤ、無理でしょう」と3人とも答えた。

ところが結果は2対1。堂々とした勝利だ。

月並みな表現しかできないが、地道な努力、そして最後まであきらめない精神力が勝利を引き寄せたのだろう。

次のクロアチア戦もきっと健闘してくれるだろう。

名寄市立大学11月28日授業資料

ワールドカップで熱戦が繰り広げられているが、一方で数々の抗議活動がヨーロッパで行われている。

例えば、ドイツでは、6500個のサッカーボールの空気を抜き、地面にならべられた。カタールでスタジアム建設中に劣悪な労働環境で亡くなったとされる移民労働者に対する追悼の意味が込められていた。

フランスでは、パブリックビューイングが廃止された。

オランダでは亡くなった労働者遺族に十分に保障するようカタール政府に求めている。

日本ではこのような抗議活動がほとんど行われなかったし、またヨーロッパでの抗議活動も報道されていない。

ワールドカップを楽しむ事は良いことだが、その陰で大勢の人々が人権を無視されたことを忘れてはならない。

名寄市立大学野村クラス11月21日授業資料

今日は「タイパ」について考察します。まずはこの文を英訳してみてください。

1020代の間で「タイパ」と言う言葉が流行っている。

タイムパフォーマンスの略だ。

いつどこで誰が作り出した言葉なのか、わからないが、限られた時間を有効に使うため、無駄なものは極力省こうという気持ちが現代の若者にあるらしい。

一例を挙げると、映画を早送りで見る、曲のイントロやギターソロを飛ばす、などだ。

時間を大切にするのは結構だが、そこまで「タイパ」を重要視して得られるものは一体何なのだろう。

先週のある日、塾生徒がコロナ感染やら学級閉鎖やらで外出できなくなり、予定していた授業が全てパーになった。おかげで私は失業者笑笑。

何もすることがないので近くの農地を散歩。ただ歩くだけではつまらないので、文庫本を手に読みながら歩いてみた。

するとどうだろう、普段の何倍も活字が頭に残るのを感じた。ゆっくりと時間をかけ田んぼのあぜ道を歩きながら本を読む。なんという贅沢だろう。タイパもいいが、こういう時間の過ごし方も価値がある。そう感じた平日の午後だった。

英検準1級合格おめでとう。

今回もまた数多くの生徒が合格した。

英検5級が7人、4級が2人、3級が1人、準2級が3人、そして2級2人。

また特筆すべきは高校3年のSさんが準1級に合格したことだ。いろいろあって私の塾からは遠ざかっていたが、常にLINEで現況報告をしてくれていた。

ただ残念ながら志望する東京の有名私立大学の推薦には間に合わなかった。それだけが悔しいと言う。

大学なんてどこだっていいじゃないか。現役の高校生で準1級に受かるだけの知力と体力と精神力があるのだ。どこへ行っても通用するさ。

第一志望の学校に行ったから人生がバラ色になるわけではない。また第三志望の学校に行ったから灰色になるわけでもない。要するにどれだけ自分を磨けるかだよ。と返事した。