小学生に英語を教えることの要否

小学校への英語授業の導入についてはかなりの賛否両論があったそうです。

「国際社会で活躍できる人材の育成が肝要」という意見と「日本語がおぼつかない段階で外国語を教えるのはいかがなものか」という意見。永遠に結論が出ない論争に聞こえますが、私は前者に軍配を上げたいです。

横浜で海運関係の仕事をしていた80年代、商魂たくましい中国人や韓国人にたくさん出逢いました。 欧米人相手に物怖じせず、一歩も引かない交渉態度を見て感動に似た気持ちを味わったものでした。

一方、外国人との交渉となるといきなり及び腰になって、「オレ英語だめなんだよお。」などと弱音を吐く日本人がいかに多かったことか。すでにそのころ経済大国、貿易立国などとよばれていたにも関わらず、ですよ。(嘆)

あれから四半世紀が過ぎました。状況は好転したかもしれませんが、私の眼にはまだまだ不十分に映ります。このまま手をこまねいていれば、アジアにおける日本は中国・韓国・インドなどの列強に機先を制され、日陰草になってしまうのではないでしょうか。

エネルギー需給、温暖化問題、食糧自給、安全保障・・・これからの子供たちはこういう問題に取り組むため、他国と 協調したり意見を戦わせたりする機会が増大するに違いありません。国際舞台で堂々と発言できる人材を育成するために、英語の早期教育は必要不可欠と言えましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です