秋の風味

Kさんは社会人。将来留学を目指して英語を学んでいる。

地方出身のため市内のアパートに一人暮らし。その間料理の腕をぐんぐん上げている。 先日のレッスン時、「試作品」を持ってきた。サツマイモをこねて作った土台の上に栗一つ。 シンプルなデザインだが、食べてみると秋の風味が口いっぱいに広がった。 

あーきのゆうひーに、てーるーやーまーもーみーじ。文部省唱歌が聞こえてきそう・・・

「うまい、うまいよこれ、Kさん。」ほかに言葉が見つからず、「うまい」しか言えない自分が悲しい。

するとKさん、「そう言ってくれてうれしいです。指をやけどしたけど。」

なんでも栗を煮ていて鍋に触れたらしい。ドジだなあ。 でもおいしかった、ありがとう!