昨日おこなわれた英検を受験した生徒たちからLINEが届いています。
満足な解答ができなかった子はたいていこんな風にスタンプで結果報告。
えーい、泣きたいのはこっちだわ!
と愚痴りつつ、本文を読む。
どうやらライティングでてこずったらしい。
準2級で出たのが Do you think parents should let their children play video games? (親は子供たちにTVゲームをさせるべきと思いますか?)
うーん、TVゲームの良しあしを問う作文は何度か授業で行ってきた。 だが、主語が親であるパターンはやっていない。両親の視点からゲームの是非を論ぜねばならない。
まずは肯定派意見
今の子供たちは勉強やほかの活動に多くの時間を費やしている。 だから親は子供がリラックスできる時間を与えるべきだ。TVゲームはその選択肢の一つになりうる。
Children now spend a lot of their time studying and doing other activities. So their parents should give them some time to relax. Playing video games can be one of the good options.
続いて否定派意見
TVゲームは子供たちに対し、精神的肉体的に害を与えると多くの研究者が指摘している。従って両親は子供に対しゲームをやらせるべきではない。かわりにほかのリラックス方法を考えてやるべきだ。
Many researchers point out that playing video games can give damage to children both physically and mentally.
So I don’t think parents should let their children play videogames. Instead, parents should think of other ways for their children to relax themselves.
もちろんこれだけでは規定語数に達しません。 決められた定型句を最初と最後につけて、さらに不足するならば具体例や抽象表現を足してゆく。 この辺のテクニックは嫌というほど子供たちにやらせていたので苦労はしなかったはず。
ただ、題目がちょっとひねられていたので、両親主体の回答づくりに面食らった子供たちは多かっただろう。
中高生が多数を占める準2級試験でなぜこのような問題を?
英検協会に
準1級で出たのが