今回2級を受験する生徒がいなかったので問題自体を見ていなかったのですが、結構エグイ問題がライティングで出ていたそうです。タイトルは、
Some people say that too much water is wasted in Japan. Do you agree with this opinion?
うわあ、なんだこりゃ! 日本人は水をムダ遣いしているのか?
統計データーも何もないなかでの試験。いったい何をどう書けばいい?
しかも理由を二つ求められている・・・面食らった受験生の顔が目に浮かぶ。
こういう時は、根拠がなくとも「多くの人が言っている」論法で始め、身の回りの人物で具体例を作っていきましょう。
まずは賛成派意見
確かに日本人は水を使いすぎると多くの人が言うのを耳にする。
Indeed, I hear many people say that Japanese consume more water than they should.
私の子たちも例外ではありません。ただ髪を洗うのにも、水を出しっぱなしにして長い時間かけている。
My children are not exception. They spend very long time just washing their hair while leaving water running.
歴史的に言って、日本はいつ、どこにいても大量の水に恵まれてきました。このことで日本人は節水の関心が弱いのだ。
Historically speaking, Japan has been blessed with plenty of water anytime, anywhere, which makes Japanese less interested in saving water.
それでは否定的意見はどうなるだろう?
いいえ、日本では水はムダ遣いされていません。
No, I don’t think too much water is wasted in Japan.
日本の社会は高齢者の比率が増している。その多くが水や食料が不十分だった戦後の時期を経験している。
Japanese society is occupied with greater percentage of elderly people. Majority of them experienced the post-war period where there was not enough food and water.
彼らはぜいたくは敵、倹約は美徳と教え込まれて育ってきた。
They grew up being told that saving is a virtue and luxury is an enemy.
彼らのそういう価値観は今日も生きているに違いない。
Their sense of values must still be alive today.
節水の大切さを若い世代に継いで行ければ、我々が海外からムダ遣いを批判されることはないだろう。
If they can teach the younger generation the importance of saving water, we will not be criticised as a water waster.
なんだかずいぶん観念論ぽくなりましたけど、説得力はある気が・・・