日本はアジアカップ大会において記録破りとなる4回目のチャンピオンとなった。決勝戦開始後109分目、途中から出場した李忠成選手が長友佑都からのクロスパスをゴール。 延長戦におけるこの一撃で、果敢なオーストラリアとのスリルある戦いを制し、栄冠を勝ち取った。
それまでピッチに出たのが数分しかなかった李選手は、自分がマークされておらず、お手本通りの完璧なシュートを決めるに充分な時間と空間が与えられているのに気づいた。そのシュートはオーストラリア代表出場88回という記録を持つゴールキーパーのマークシュワルツアー選手に捕らえるチャンスを与えなかった。
This was a game that neither side deserved to lose, but, as the nerve-shredding prospect of a penalty shoot-out loomed, it was fitting that a game of this calibre and status was decided in open play, however heartbreaking for the losers.
双方とも負けに値しない試合をした。胸が張り裂けるようなPK戦の兆しが見え始めた時に、オープンプレーで勝敗がついた。敗者には気の毒だがこの種の試合では適切な終わり方だった。
The Socceroos can, however, hold their heads up high. They dominated much of the game, playing football of fluency, craft and sophistication that many did not think them capable of, especially in the first half.
オーストラリア選手も堂々と胸を張っていい。試合の大部分は彼らが握り、流暢で巧みで洗練されたサッカーをしていた。このような結末になると思わなかった人は多いだろう。特に前半戦は。
But full credit has to go to Japan, who had come through a torrid semi final with South Korea just four days earlier, a match that had been decided in a penalty shoot-out. As revenge for that day of Australian jubiliation in Kaiserslautern five years ago, when the Socceroos came back from canvas to destroy the Blue Samurai’s World Cup dreams with a 3-1 win, this was as good as it gets.
だが総合的に見て、栄誉は日本側に与えねばなるまい。日本はつい4日前、韓国との激しい戦いをPK戦で制したばかりだ。また5年前にドイツのカイザースラウルテンで、オーストラリアは日本を3-1で破り、サムライニッポンのワールドカップの夢を打ち砕いて歓喜の渦にわいた。その日のリベンジとして、このゲームはとても素晴らしいものだった。