カシスゼリーごちそうさん!

お菓子づくりの女王Kさんは、よくいろんなものを作って教室へ持ってきてくれます。
今回の作品はカシスゼリー。
今日は気温30度まで上昇した旭川・・・暑かったけれどこのゼリーのおかげで吹っ飛びました。
Kさんありがとう、次回作を楽しみにしております。
野村
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塾生紹介 74歳Yさん

「先生、これ見てくれる?」 ある日のこと、授業が終わった後に生徒のYさんが話しかけてきた。 彼女は今年74歳、一人暮らし。 見せてくれたのは英和辞書、それも表紙革がツーンと匂う超新品のもの。 「Yさん、これ買ったの?」と尋ねると、彼女は恥ずかしそうに下をむき、「いいえ私ではないんです」と微笑んだ。 幼少時代から英語が大好きだったYさん、学校の成績も良く、将来は英語を使う職業に就く夢を持っていた。 だがその夢かなわず普通の会社に就職、そして結婚、出産へと続く。 家事と子育てに追われながら月日は過ぎ、気が付けば子供は自立、夫はこの世を去っていた。 ガランとした家、一人暮らしは寂しい。「一日中ふさぎ込んでちゃだめよ、外に出なきゃ。」札幌に住む子らに言われ、サークル活動を探してみることに。 そんなとき、高齢者中心の英会話クラブがあるのを知った。 「英語か、そういえば中学の頃わりと得意だったんだわ。」遠い昔を思い出し、感慨にふけっているうち無性に勉強してみたくなったYさん、門を叩いた。 だが60年のブランクは予想以上に大きかった。文法も基礎単語もほとんど忘れ、リスニングやスピーキングは全く未知の世界。当時の授業は読み書きだけのお粗末なものだったのだ。 すっかり自信を無くしてもうやめようと考えながら帰宅すると、郵便受けになにやら届いている。 それは孫からの贈り物だった。たどたどしい文字で手紙が添えてある。「母さんから聞いたよ。おばあちゃん、英語勉強するんだって? かっこいいね。私たち孫一同、小遣いを出し合って辞書を買いました。使ってください。」 「孫が、なけなしの小遣いをはたいて、ワタシのために・・・」Yさんは辞書を握りしめ、目頭を抑えた。 「そうか、この辞書はお孫さんからのプレゼントだったんだね。」涙もろい私はすでに鼻ズルズル状態。 「でもこれで、クラブをやめる訳にいかなくなったね。Yさん」すると彼女は答えた、「もちろんやめません。私の辞書に挫折の文字はありませんから。」

塾生紹介 ダンディーなKさん

71歳のKさんは元一流メーカーの営業マン。
テニスやゴルフをたしなむダンディーな人。
いつも笑顔を絶やさない人なのに先日不機嫌な顔して教室へやってきた。
「Kさん、どうしたの? 具合でも悪いの? 何か嫌なことでもあったの?」と尋ねると、
「いやね、中学生になる孫にテニスで初めて負けたんだ、それが悔しくて」との弁。
ウンウン、それはさぞかしくやしかろうKさん。今まで負けたことのない相手に負けるのはね。
「孫は確かにうまくなっている。試合するたびにそれを実感する。」と頬をゆるめながら語るKさん。
なんだかんだ言って、成長がうれしいんだね。それでいながら「だが俺もまだ負けん。今度孫が旭川に来たときは、リターンマッチだ。」と強がる一面ものぞかせる。
71歳という年齢を感じさせないバイタリティは、きっとお孫さんが与えてくれているんだろう。そんな気がする。
でもあんまり無理しないでねKさん、リターンマッチが「返り討ち」になっちゃうから(舌)。

塾生紹介 ミセスパイン嬢

私のところへ通ってくださっている生徒には、ユニークな趣味や特技を持っている人がたくさん。

 

本日紹介するのは「ミセスパイン嬢」。

彼女の特技はな、な、なんと! この厳寒の旭川で南国果実パイナップルを栽培することなのです。

早速インタビューしてみました。

(野) パインさんこんにちは。

(パ) どうも。

(野) しかしこの寒い地でパイナップルを作るとは、信じがたいですね。

(パ) 証拠写真ならここにありますよ、ほら。

(野) 左側が店で売っているやつですね、DOLEの札がついてるほう。

(パ) 右が私の作品です。

(野) ほおー。サイズはひとまわり小さいけれど、まずまずの大きさになっていますね。

(パ) 味もまあまあでしたよ。

(野) しかしパイナップルって熱帯地方の果物でしょう? こんな北国でも簡単にできるものなんですか?

(パ) ずうっと室内で育てましたから、室温を一定以上に保てば不可能ではないとおもいます。

(野) 一定以上というと?

(パ) 15度ぐらいですね。

(野) 作ってみようと思ったきっかけはなんですか?

(パ) 単なる好奇心です。 両親が農家だったこともあって、小さいころから野菜やくだものを作る姿を見てきました。遺伝かもしれませんね。(笑)

(野) 次回はぜひ増産して、われわれにおすそ分けしてくださいね。 今日はどうもありがとう。