71歳のKさんは元一流メーカーの営業マン。
テニスやゴルフをたしなむダンディーな人。
いつも笑顔を絶やさない人なのに先日不機嫌な顔して教室へやってきた。
「Kさん、どうしたの? 具合でも悪いの? 何か嫌なことでもあったの?」と尋ねると、
「いやね、中学生になる孫にテニスで初めて負けたんだ、それが悔しくて」との弁。
ウンウン、それはさぞかしくやしかろうKさん。今まで負けたことのない相手に負けるのはね。
「孫は確かにうまくなっている。試合するたびにそれを実感する。」と頬をゆるめながら語るKさん。
なんだかんだ言って、成長がうれしいんだね。それでいながら「だが俺もまだ負けん。今度孫が旭川に来たときは、リターンマッチだ。」と強がる一面ものぞかせる。
71歳という年齢を感じさせないバイタリティは、きっとお孫さんが与えてくれているんだろう。そんな気がする。
でもあんまり無理しないでねKさん、リターンマッチが「返り討ち」になっちゃうから(舌)。