3月18日午前10時、全道で一斉に公立高校の合格発表がありました。 私の生徒で今年高校受験だったのは計7名。 そのうち6名からうれしい便りが寄せられました。
不合格だった生徒が気がかりです。早く元気を出してくれたらよいのですが。 どうしても45年前の自分と重ねてしまいます。 あの日も天気は穏やかでした。自分は受かるものと確信しながら掲示板に見入ったのに、そこに自分の名前はありませんでした。
今回不運にも落ちた全道の生徒の皆さん。15歳で不合格という烙印を押された現実・・・きっとつらいことでしょう。僕が昔、担任の先生に言われた言葉をそのままみなさんに届けます。
おい野村、よく聞くんだ。俺は教師だ、いままでたくさんの生徒を送り出し、その後の人生も見てきた。高校や大学にストレートで入った者は、その後社会人になって壁にぶつかり挫折する。それまでスムーズに来た分、準備ができていないからだ。
それに引きかえおまえは15で大きな苦難にあった。今はつらかろうが将来のオマエをきっと支える力になるだろう。今日は思い切り泣いていい、でも明日からはまた立ち上がれ。
この言葉にどれだけ救われたことか・・・