それは本当の話?

名寄市立大学の図書館には現在の社会問題に関する本がたくさんあります。その中の1冊を手にし読んでみました。外国人労働者の実態について書かれた本でした。

要約すると

①外国人労働者たちが日本企業で差別的な扱いを受けている。

②過酷な労働、安い賃金、時間外手当不払い、そしてパスポート取り上げ。(逃げないようにするため)

③ブラック企業だけでなく、結構有名な会社でも上のような実態が報告されている。

④ この問題がなくならない理由は、2つある。1つは外国人労働者たちが職を失うことを恐れている。現行の法律ではいったん勤務先を辞めるとそれが自己都合であれ、会社都合であれ、国内滞在が認められなくなる。そしてもう一つは差別を厳しく取り締まる法律が日本にはないことだ。

そんなにひどいことが起きているとは知らなかった。

だがこのことを知人のフィリピン人たちに聞いてみたら意外な返事。

①日本はとても良い国。みんな日本で働きたいと言っている。

② Facebookなどで既に日本で働いているフィリピン人のグループアカウントがあるが、待遇について文句を言っている人は誰もいない。もし不満があればSNSに書き込みがなされるはず。

なるほど確かにそうだ。日本での待遇に不満があるならSNSに匿名で投稿する事は可能だ。それがないのはどう受け止めれば良いのだろう。

不思議でしょうがない。