安倍さん、哀しいです。

とてもショッキングな事件が起こりました。元総理大臣の安倍晋三さんが凶弾に倒れたのです。銃規制の厳しい日本でこのようなことが起きるとは本当に信じられません。


享年67歳、まだまだ現役政治家として頑張ることができる年齢です。ご本人も無念だったことでしょう。

2003年頃だったでしょうか、安倍さんが選挙応援で旭川までいらしたことがありました。今でもはっきりと覚えています。駅前の演説会場、大変な人だかりでした。安倍さんの顔をひと目見ようと大勢の市民が集まり、今か今かと到着を待っていたのです。SPもたくさん見受けられました。黒いスーツを着て、耳にイヤホン、互いに連絡を取りながら怪しい人物がいないか見ていました。演説会場だけでなく付近のビルの屋上にも配置されていました。やがて安倍さんが到着、元気よく選挙カーに乗り込んでスピーチを始めました。

もう20年も前なのに、つい昨日のように感じられます。

アメリカやロシア、中国の首脳と対等に話し合える貴重な人材をわが国は失いました。とても大きな損失です。

金属と木製の部品で作った手製の銃
はお粗末に見えますが十分な殺傷能力がありました。こんなに簡単に作れるなら警察の取り締まりも限界があるでしょう。もう日本は安全な国でなくなりました。そう思うと悲しくなります。

それにしても許せないのは容疑者。政治的な信条など何もなく、個人的な恨みつらみだけで犯行に及んだのならとてもやるせないです。

唯一の心の救いは、献花台が設けられた場所に長い弔問の列ができ、10代20代の人が数多くいたことです。花や菓子、ペットボトルのウーロン茶を備え、礼拝する姿に思わず涙ぐんだのは私だけではないでしょう。

安倍晋三さん、たくさんの人に好かれていたのですね。長年の激務お疲れ様でした。安らかにお休みください。