1960年代はビートルズ、70年代はクイーンとベイシティローラーズ、80年代はデュランデュランとカルチャークラブ、・・・イギリスという国は常に世界的スーパースターを送り出してきました。2010年代の今、その立場にいるのは”ワンダイレクション”という名の5人組。
とにかくすごい人気で、コンサートはどこでやっても満員御礼。出すアルバムはどれも大売れ。香水は出すわ、映画は作るわ、その活躍はとどまるところを知らないらしいです。
生徒のKさんは中学2年生で彼らの大ファン。いつかコンサートを見に行ける日を夢見て日夜英語を勉強しています。
彼女とのレッスンは英検4級合格が目標ですが、最初の5分はワンダイレクションの最新ニュースをYAHOO UKで探して翻訳することにしています。
いつもならワクワクウキウキの気分でニュースに目をやるKさんですが、今週のは少しガッカリした表情。そのニュースの内容は・・・
One Direction have “hair doubles” for behind shots.
The British boyband rose to fame after appearing on The X Factor UK and Harry Styles, Niall Horan, Zayn Malik, Louis Tomlinson and Liam Payne are famous for more than just their singing.
With cute looks and perfect tresses to match, the group now have handy impersonators should a bad hair day ever strike on set.
One Direction are preparing for their first movie, This Is Us, and don’t want to be filmed looking anything less than immaculate.
To help out, they have enlisted doubles to step in for them for shots from behind.
Hair lookalikes for Louis, Niall and Zayn were spotted milling around the Miami set after a day of filming with the band.
Although they didn’t look anything like the boys from the front, their tresses were styled to perfection and really resembled their real-life versions.
British newspaper The Daily Mail has pictures of the lads enjoying their day, grabbing a bite to eat on set and even taking snaps of waiting One Direction fans on their phones.
要約すると、彼らの映画撮影には「後姿そっくりサン」が雇われていて、後ろからの撮影の時は本物に成り代わって出ている、ということだ。
「えー、そんなのいやだあ」とKさん。封切されたら真っ先に見に行くつもりだけれど、後姿のショットがニセモノかもしれないと思うと興ざめするらしい。
でも仕方がないさ、Kさん。 コンサートやレコーディングの合間を縫って映画撮影するわけだから、時間が十分に取れない。だから苦肉の策でそっくりサンを雇わざるを得なかったんだよ。 いまはコンピューターグラフィック技術が発達しているから、ニセモノも本物もまったく見分けがつかないように処理されてるさ。
さあさ、そんなことより勉強勉強! というと「はあい」と言いながら問題集に取り組むKさんでした。