名寄市立大学便り

久しぶりに対面レッスンで名寄へ行ってきました。

リスニングや作文を行う一方で、フィリピン人のメイさんとオンライン会話を体験してもらいました。

題目は

What do you think needs to be improved about your hometown?

ここの学生は7割が道内、3割が北海道外から来ている。私の受け持ち生徒には、京都、大阪、岐阜の出身者もいる。さぞかしいろんな話が出てくるだろうと思いきや、半分近くの学生があげたのはバスや電車などの便数不足だった。

When I was a high school student, I had to commute to school by train. There was only one service in the morning so I had to run to catch it every morning. How nice it would have been if JR had provided more services.

などと怒りを込めて話す学生が結構いた。

これにはメイさんも驚き、Why does the developed country like Japan have a transportation-related problem?

彼女の国にはたくさんの乗り物(トライシクル、ジープニー) があり.運輸の面で不満を抱える人はいないとの事。

日本のような国で、なぜ生徒たちが交通機関に不満を持つのか全く解せない様子だった。

言われてみれば確かに変。フィリピンのような乗り合い自動車があればどれだけ通勤、通学が緩和されるだろう?

おそらく交通を司る行政機関がストップをかけているのだろう。バスやタクシーの利益低下をまねいたら、廃業につながりかねない。

だが一方で子供たち不便を強いることになっている。

堂々巡りの議論、車輪のように虚しく空転するだけ。