名寄市立大学野村クラス11月21日授業資料

今日は「タイパ」について考察します。まずはこの文を英訳してみてください。

1020代の間で「タイパ」と言う言葉が流行っている。

タイムパフォーマンスの略だ。

いつどこで誰が作り出した言葉なのか、わからないが、限られた時間を有効に使うため、無駄なものは極力省こうという気持ちが現代の若者にあるらしい。

一例を挙げると、映画を早送りで見る、曲のイントロやギターソロを飛ばす、などだ。

時間を大切にするのは結構だが、そこまで「タイパ」を重要視して得られるものは一体何なのだろう。

先週のある日、塾生徒がコロナ感染やら学級閉鎖やらで外出できなくなり、予定していた授業が全てパーになった。おかげで私は失業者笑笑。

何もすることがないので近くの農地を散歩。ただ歩くだけではつまらないので、文庫本を手に読みながら歩いてみた。

するとどうだろう、普段の何倍も活字が頭に残るのを感じた。ゆっくりと時間をかけ田んぼのあぜ道を歩きながら本を読む。なんという贅沢だろう。タイパもいいが、こういう時間の過ごし方も価値がある。そう感じた平日の午後だった。