若人よ、もっと字を書こう。

小学6年のA子さんがレッスン開始10分前に教室に飛び込んできました。

うれしそうな顔、両手にメダルと賞状。

「ン? どうしたのそれ?」と聞いてみると、某新聞社からもらったとの返事。

どうやら一面記事コラムをノートに鉛筆で書きこむ作業を冬休み中ずーっと続け、表彰されたらしい。手渡されたノート見ると、どのページにもぎっしりと手書き文字がかきこまれていました。

「初めのうちは(一日分の記事を)書き終えるのに30分以上かかったんだけど」とA子さん、「だんだん早くなっていって、休み後半には20分切るようになったんだ。最後の日なんか18分でできちゃった。」と得意顔。

「おお、すごいじゃないか」私は最大級の賛辞で褒めました。「これからも続けなよ。きっと君の将来に役立つから!」  すると彼女、希望に満ちた目で「うん、続ける」

携帯、パソコンの悪影響で字を書くことを面倒がる子供が増える中、彼女のような子をみるとホッとします。 春からは中学生・・・すこやかに成長して、将来日本を支えるような人物になってほしいです。

 

 

半世紀前の天声人語

押入れを整理していたら、古い雑誌がでてきました。天声人語の英語訳を3カ月分まとめたものです。

むかし、本屋に行くとたくさん並んでいましたものね・・・

パラパラめくってみたら、ほのぼのとした当時の様子が感じられます。

最も気に入ったのを紹介します。 題して「ネコはこたつで丸くなる」

(日付は1968年1月、つまり45年前ということになります。)

 

「猫はこたつで丸くなる」というが、油断大敵。 青森県の金木町で、奥さんが町議選の投票に出かけた留守に、飼い猫がこたつにもぐりこみ、布団を動かしたので豆炭の火がふれて、家一軒焼いてしまった。現場検証中に背中をこがした猫が現れ逃げてしまったので、警官曰く「被疑者は逃げました」

It is said “ a cat curls up in a ‘kotatsu’ ( a fixed warmer ) “. There is danger in

unsuspected places, In Kanagi Town in Aomori Prefecture, while a house-wife was

out of the house to vote in the town assembly election, the house cat crawled into the

“kotatsu”.The cat moved the comforter over the “kotatsu”, resulting in the comforter

catching fire from the briquet fire and burning down the house. While firemen were

making an on-the-spot inspection, a cat with a singed back appeared and then fled,

moving a policeman to comment, “ The suspect fled”.