小樽一人旅

クルマも新しくなって、遠出がしたくなり、小樽まで足を伸ばしました。

学生時代に4年間住んだ街、思い出が蘇ります。とはいえ自分がお世話になった界隈は全て変貌。250円定食の食堂、吐くまで飲んだ居酒屋、大盛りのラーメン屋、友と語った喫茶店、何もない。

下宿はそのまま残っていた。今は歯医者

次に母校を訪れる。夏休み中で学生はまばら。

勝手に校舎内へ入り込む。(不審人物)

廊下を歩いて空気の違いに気づく。昔は90%が男子学生、汗臭さがあった。今はそれが微塵もない。

続いて付属図書館へゆき、42年前に書いた卒論を見る。カッコつけて英語で書いた卒論。きちんと製本されていて驚く。

パソコンもワープロもなかった時代、タイプライターで作成。

そうだ、思い出した。一晩中タイプライターをバチバチやったものだから、下宿の後輩たちが、「先輩、うるさくて寝られません、勘弁してくださいよう」と泣きついてきたんだ。 今頃どうしているんだろう、まだ働いているのか、もう引退したのか。

時計を見ると午後2時、さあもう旭川に戻らねば。小学生のおチビさんたちが待っている。感傷に浸る暇などない。 

人生の貴重な時期を過ごした小樽、ありがとう。おかげでハタチの頃にタイムスリップできました。