アメリカのTV CMでリスニングにチャレンジしよう!(結婚式場編)

結婚、出産、新居など、お祝い時に送るグリーティングカードを専門に扱う会社がアメリカにあります。

社名はホールマーク社(Hallmark)といい、すでに100年の歴史を誇る老舗なのだそうです。 競争激しいアメリカ社会で一企業が100年生き抜くのは容易ではありません。 もらってうれしくなるようなカードを作るため、常に開発に力を入れてきた、ということなのでしょう。かわいいキャラクター、斬新なデザイン、そして心を打つメッセージ。どれをとっても頷けます。

そんな会社がつくるCMですから中途半端なわけがありません。 長さなんと2分の大作。

主人公は妹の結婚式に出席している兄貴。 この男、いつも一言多いので親戚や友人からうとんじられている。  このCMの前半は、そんな彼のようすが描かれます。

一人目の女性に対しては、You look like you’ve lost a ton of weight. 「おもいきりやせたね」 

二人目の男性には、Do you see that girl over there with the brown hair? Really high-maintenance. (あそこにいる茶髪のコ、いいよな) → しかし彼女はその男のフィアンセだった。
 
三人目のおばさんには、名前を間違えて呼びかけ、不快にさせる。

そんなヘマばかりやらかす主人公が、披露宴の途中いきなり立ち上がり、スピーチを申し出る。

「また始まった」前出の三人がみな眉をひそめる。新婦の妹さえもオロオロする。初老の男性客も小声で不安を口にする。

そんななか、主人公が取り出したのは、ホールマーク社製のお祝いメッセージカードだった。

そこに書かれた文章を一生懸命に話す兄、その文章の素晴らしさに表情を変える聴衆。

終えた後、「この文章は僕が作ったものではありませんが、僕の気持ちそのものです。」と兄。

万雷の拍手。

感動した妹が兄に抱きつき、ありがとうと言う。

ここで終われば最高なのに、兄貴は最後にまた余計なことをいう。「さあみなさん、ケーキを食べて。二千ドルもしたんだから」

動画は下記をクリック願います。

http://www.youtube.com/watch?v=5J1RFSL7fEE

Sara, long time no see.
 
Hi! Your sister looked beautiful.
 
Oh, thanks! You too. You know, you look like you’ve lost a ton of weight.
 
Do you see that girl over there with the brown hair?
 
Really high-maintenance.
 
That’s my fiancée.
 
Hey, Aunt Kay!
 
Hey, it’s Barbara.
 
Oh, right. Sorry. Yeah, Kay was my Uncle Bill’s second wife.
 
Yes, I know that.
 
Sorry.
 
Can I have your attention? Can I have everyone’s attention, please?
 
I’d like to say a few words about my sister.
 
Oh, no.
 
Well, I’m not really very good at this kind of thing but here it goes.
 
Oh, this is gonna be good.
 
Angie, you’ve been blessed to find someone you can move through this life with.
 
Together, you’ve learned that love doesn’t just happen.
 
You have to create it, craft it, and nurture it.
 
It can be even better when it’s been held in the palm of the hand…
 
…and cradled for a while.
 
You’ve grown a love that is enduring,…
 
…stunning in its beauty.
 
Congratulations on your wedding and continuing to create your lives together.
 
I didn’t actually write those words…
 
…but I do mean them.
 
I love you, Angie.
 
That was beautiful, Chris.
 
Now, eat up everyone, my mom paid like two grand for that cake.

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