オーストラリアから見たなでしこジャパン

なでしこジャパンベスト4進出、やりましたね!

nadesiko

 

オーストラリアの報道機関はこのように報じています。

 

 

“Japan were the better team today. It was a scrappy way to score a goal but you can’t say they didn’t deserve their victory.”

 

今日の日本チームはよかった。 ゴールの仕方はscrappy (ちぐはぐ)だったが、勝利に値しないとは言えない。

 

Japan’s sharp passing game allowed them to dictate terms, with their defensive commitment giving the Matildas no room for creativity. パスを繰り出す日本の試合ぶりは、終始ゲームを支配し、オーストラリアチームにクリエイティブな戦いをする余裕を与えなかった。

 

The Matildas were reliant on the dribbling ability of wide forwards Lisa De Vanna and Sam Kerr to attack. オーストラリア側はフォワード陣のドリブル力に攻撃を頼りきっていた。

 

But the corner count of 8-0 told the story, with Australia unable to use their height advantage from set pieces.だが8-0というコーナーキックの数が物語っている。オーストラリアは身長の高さという有利性をはじめから使えなかったのだ。

 

 

It was Australia who were undone after the gutsy Azusa Iwashimizu fed the ball to the unmarked Iwabuchi to sneak home a winner.

ガッツのある岩清水が、ノーマークの岩渕にボールを渡し、勝利をもたらす不意打ちゴールとなった。

 

ビジネス英語について

最近法人関係の方から問い合わせがちらほら来るようになりました。

「アメリカの会社と取引したいのだけれど、英語ができる社員がいない。コレポンを手伝ってもらえないか」「雪まつりで観光客が増えそうなので、レストランのメニューに英語表記を付け加えたい。力を貸してもらえないか」などなど。

いろいろ手伝わせていただいているうちに思い出しました。自分も80年代や90年代はこういう商売の世界にどっぷり浸かっていたことを。「モーレツ社員」とか「24時間戦えますか」なんていうのが流行語だった頃です。

 

こちらの要望を英訳して伝えたり、相手のメッセージから真意を読み取ったり、軽い駆け引きをしてみたり。トランプやマージャンをしているような感覚がとっても楽しいです。

 

ここのところ、小中学生や大人に英検対策ばかりしてきた私ですが、本来の持ち味はやっぱり「ビジネス」だったんだな、と改めて思います。

今年はひとつ、商業英語関連の分野にも踏み込んでいきたい、と決意を新たにしました。

 

 

目系・耳系・手系

100人以上の生徒を相手に授業をしていると「覚え方」に違いがあるのを実感します。

小4のRさんは目で覚えるタイプ。僕が黒板に書いた英単語のスペルを瞬時に読み取り、意味を言う。とにかく目を使っているな、と感じさせます。 剣道好きの彼女、相手の竹刀の動きを見極める訓練が視神経を鍛えたのでしょうね。

 

小5のR君は耳がいい。クセのあるネイティブの発音も上手に聞き分けることができます。ほかの習い事はピアノ。 きっと音符の高さや長さを聞き分ける力が英語の勉強にも生かされているんだろうなあ。

 

小6のYさんは絵と書道が大好き。いつも筆を握っているせいか、鉛筆で字を書くことを面倒くさがらない。新しい英単語は何度も何度もノートに書き、スペルを手の筋肉に覚えこませる。「ねえ、オータム(秋)ってどういうスペルだったか、覚えているかい?」と質問すると、「えーっとね、aでしょう、それからuでしょう、あーっ待って待って答え言わないでッ。」などと叫びながら、目は上を向き、右手がひとりでに動いている。なんと彼女は以前にautumnと書いた時の手の感触を思い出しているのだ。そう、彼女は手系女子!

目系・耳系・手系。いろんな生徒がいてとっても面白い。でも残念なことに自分が何系なのか気づいていない子がほとんどだ。

ただ単に文法や発音を教えるだけでなく、一人一人の特性を見出して最適の勉強法を提案するのが僕の責務だと思っています。

何かのテレビドラマで言っていました。「飢えた人に魚を与えてもだめ。魚の釣り方を教えるんだ」と。まさにその通りですよね!

 

 

自分に合った学習法を身に着けた子は、伸びが早い。

 

 

 

 

 

 

英作文チャレンジコーナー(はいはい道新) Hokkaido Newspaper “Readers’ voice column”

北海道での年末年始の過ごし方は他地域と違います。ケンミンショーに出てきそうな話題です。
 
 
昨秋、道産子の彼と結婚。札幌の夫の実家で年越しをしました。 何が驚いたかとといって、大みそかの夜にお節料理やおすし、タラバガニなどのごちそうが出てきたことです。私の生まれ育った関東地方では、大みそかはテレビを見ながらミカンなどをつまんで、年越しそばを食べるだけ。元旦にごちそうが並んで新年を祝うのです。一日の朝はどうなるのかと思っていたら、あっさりとお雑煮だけ。なんだかもの足りなくて拍子抜けしました。(北海道新聞 2011年1月19日)
 
 
① 年越しをする:see the old year out and the new year in
② ごちそう delicacy
③ 拍子抜けする feel out of rythm
 
 
(試訳)
Last autumn, I got married with my husband who was born in Hokkaido. And I saw the old year out and the new year in at his parent’s house.  What was amazing was that on New Year’s eve, many delicacies were placed on the table such as  Osechi (traditional Japanese New Year’s food), Sushi, King Crab legs.
 In the Kanto area where I was born and grew up, New Year’s eve  is usually spent with such simple food as buckwheat noodles and tangerines that are eaten while watching TV. Lavish food are not served until January 1st.
So having leant that Hokkaido people eat gorgeous food on Dec.31st, I was curious what they’ll eat on Jan. 1st.  Discouragingly enough though, it was rice cakes with soup. I felt out of rhythm.
 

現代のスーパースター

1960年代はビートルズ、70年代はクイーンとベイシティローラーズ、80年代はデュランデュランとカルチャークラブ、・・・イギリスという国は常に世界的スーパースターを送り出してきました。2010年代の今、その立場にいるのは”ワンダイレクション”という名の5人組。

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とにかくすごい人気で、コンサートはどこでやっても満員御礼。出すアルバムはどれも大売れ。香水は出すわ、映画は作るわ、その活躍はとどまるところを知らないらしいです。

生徒のKさんは中学2年生で彼らの大ファン。いつかコンサートを見に行ける日を夢見て日夜英語を勉強しています。

彼女とのレッスンは英検4級合格が目標ですが、最初の5分はワンダイレクションの最新ニュースをYAHOO UKで探して翻訳することにしています。

いつもならワクワクウキウキの気分でニュースに目をやるKさんですが、今週のは少しガッカリした表情。そのニュースの内容は・・・

One Direction have “hair doubles” for behind shots.

The British boyband rose to fame after appearing on The X Factor UK and Harry Styles, Niall Horan, Zayn Malik, Louis Tomlinson and Liam Payne are famous for more than just their singing.

With cute looks and perfect tresses to match, the group now have handy impersonators should a bad hair day ever strike on set.

One Direction are preparing for their first movie, This Is Us, and don’t want to be filmed looking anything less than immaculate.

To help out, they have enlisted doubles to step in for them for shots from behind.

Hair lookalikes for Louis, Niall and Zayn were spotted milling around the Miami set after a day of filming with the band.

Although they didn’t look anything like the boys from the front, their tresses were styled to perfection and really resembled their real-life versions.

British newspaper The Daily Mail has pictures of the lads enjoying their day, grabbing a bite to eat on set and even taking snaps of waiting One Direction fans on their phones.

要約すると、彼らの映画撮影には「後姿そっくりサン」が雇われていて、後ろからの撮影の時は本物に成り代わって出ている、ということだ。

「えー、そんなのいやだあ」とKさん。封切されたら真っ先に見に行くつもりだけれど、後姿のショットがニセモノかもしれないと思うと興ざめするらしい。

でも仕方がないさ、Kさん。 コンサートやレコーディングの合間を縫って映画撮影するわけだから、時間が十分に取れない。だから苦肉の策でそっくりサンを雇わざるを得なかったんだよ。 いまはコンピューターグラフィック技術が発達しているから、ニセモノも本物もまったく見分けがつかないように処理されてるさ。

さあさ、そんなことより勉強勉強! というと「はあい」と言いながら問題集に取り組むKさんでした。

 

 

 

オーストリア旅行のおみやげ

生徒のMさんは大の海外旅行好き。年に6,7回は旅に出ます。M is one of my students. She loves travelling abroad. She does six to seven times a year.

今週月曜、数週間ぶりに授業に顔を出した彼女。On this Monday she showed up in my class after a few weeks’ absence.

 

「今度はどこへ行って来たの?」と皆がたずねると、答えは「オーストリアのウイーン」  We all asked her “Where have yuo been to this time?”  She answered  “Vienna, Austria”.

そしてお土産品を手渡してくれました。

Then she handed me the souvenir.

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It was a piece of olive oil soap packed in a paper box attached with a woman’s figure.箱に入ったオリーブオイルの石鹸で、表には女性の人形がついている。

Apparently, the figure is the Greek Goddess Athena who is said to have created the first olive tree.みたところ、その人形はギリシャ女神のアテナ。この世に初めてオリーブの樹を作ったといわれているのだそうで。

I did some checking online and learned that olive oil soap helps to add moisture to your skin. ネット検索したところ、オリーブオイル石鹸は、肌に潤いを与えるのだとか。

これで今年は10年若く見えるかも・・・ I hope I’ll look ten years younger by using this.

 

 

 

新教室をオープンさせます!

まだ生徒募集さえもしてないのに、こんなことしていいのかな? と思いつつ発表します。

豊岡15条5丁目、(環状線モダ石油の裏)に第3の教室を設けることに決めました。 築一年しか経っていない、新しいアパートの一室を借りて。

部屋はとても広く、どう見積もっても10数人は楽に座れそう。おまけにトイレやキッチンもピッカピカ! もう家族と別れて一人暮らししたくなるようなキレイさです。(コラコラ)

本格的な稼動は年明けになるでしょうけれど、とりあえず付近に住む生徒さん(Yさん、Kさん、Iさん、Tさん、Aさんあたりかな)を呼んで模擬レッスンを体験してもらおうと思います。

実現したら報告しますね・・・・

 

 

猛暑もなんのその。80代全員出席! 

私のところに通ってくださっている生徒さんのなかに、80代の方が4人もいらっしゃいます。
80歳、82歳、88歳、89歳。 みなさんほんとうに元気いっぱい。
先週は30度を超す猛暑が続きましたが、そんなことはへっちゃら、とばかりに全員しっかり登校なさいました。
彼女らに共通しているのは好奇心の強さ。新聞や雑誌は欠かさず読んで頭をリフレッシュさせているのが若さの秘訣のようです。

さあ、9月。今日も30度を超すとの予報。私も暑さに負けず頑張らなくては・・・
それでは行ってきまーす。

Turning Japanese

「段々日本人になってゆく」とでも訳せばいいのかな。この表題、今週号の英紙エコノミストの見出しです。しかもこんな絵を載せて・・・

 

 

 

国家債務の上限引き上げをめぐって動揺するオバマ大統領、そしてギリシャ危機の対応にせきたてられているメルケル首相の先送り姿勢がまるで日本の政治家のようだと皮肉っているのです。

A GOVERNMENT’S credibility is founded on its commitment to honour its debts. As a result of the dramas of the past few weeks, that crucial commodity is eroding in the West. 政府に対する信頼とは、債務を引き受けて期日に返済する責任に基づくものだ。だがこの数週間に起きたドラマの結果、この責任感が西側諸国で崩れている。

In the early days of the economic crisis the West’s leaders did a reasonable job of clearing up a mess that was only partly of their making. Now the politicians have become the problem. 以前に経済危機が起きたとき、西側諸国の指導者たちは「混乱を取り除く」という職務をしっかりと遂行していた。それが彼らの能力の一部分にすぎなかった。 今では政治家そのものが問題となっている。

The West’s leaders are not willing to make tough choices; and everybody—the markets, the leaders of the emerging world, the banks, even the voters—knows it.

西側指導者たちは、厳しい選択をすることにためらいを覚えている、そのことは皆わかっている。市場、新興国指導者、銀行、選挙民さえもだ。

The world has seen this before. Two decades ago, Japan’s economic bubble popped; since then its leaders have procrastinated and postured.

これと同じ事象を世界は前に見ている。20年前、日本でバブルが崩壊した時だ。それ以後、首脳陣は問題解決を引き伸ばし、不自然な態度をとってきた。

Its economy has barely grown and its regional influence has withered.

経済成長はほとんどしなくなり、地域における影響力もしぼんでしまった。

As a proportion of GDP, its gross public debt is the highest in the world, twice America’s and nearly twice Italy’s. 借金の総額を対GDP比でみると、アメリカやイタリアの2倍に相当する。

If something similar were to happen to its fellow democracies in Europe and America, the consequences would be far larger.似たようなことが欧米の民主主義国家で起こったなら、その結末ははるかに大きなものとなろう。

No wonder China’s autocrats, flush with cash and an (only partly deserved) reputation for getting things done, feel as if the future is on their side.

豊富な資金力を持ち、限定的ながら実行力があるという評判をも持つ中国が、「将来は我が国に有利に動く」と感じるのは無理もないことだろう。

Japan’s politicians had umpteen chances to change course; and the longer they avoided doing so, the harder it became. Their peers in the West should heed that example. かつて日本が方向を転換できるチャンスは多く存在した。それを避ける時間が長くなるほど、その転換が難しいものになった。西側諸国はこの実例にもっと留意すべきだろう。

 

 

アメリカのTV CMでリスニングにチャレンジしよう!(洗剤編)

 

女性が定番だった洗剤のCMに、男が出るようになったのはいつごろなのでしょうね?

Billという名のこのおじさん、洗濯物の香りに酔いしれています。

動画は↓




Bill’s mornings have never been gooder, cause new Gain with fresh lock helps keep the stuff smelling more like it’s straight from the dryer.
「これ以上快適な朝を、ビルは過ごしたことが無い。それは、フレッシュロック入りの「ゲイン」のおかげで洗濯物が香りを保っているからだ。それは乾燥器から出したばかりの、いやそれ以上の香りを出しているよう。」
 
The cows aren’t gonna milk themselves.
「(ちょっとあんた)牛は自分で乳搾りするわけじゃないのよ」
 
New Gain with fresh lock. (新しいゲイン、フレッシュロック入り)
 
 
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ここでオヤッと思った諸兄、多いことでしょう。
「GOODERってなんぞや? おかしいやないか? それを言うならBETTERやろ。」
そう、そのとおり。 私もそんな言葉知りませんでした。 しかしどうきいてもBETTERに聴こえなかったので、近所のマイクさんに尋ねたんです。マイク氏いわく「betterをgooderと言い換えることは時折見受けられる。」そう聞いた私は即座に「ではbadの比較級としてbadderはありうる?」と聞いてみました。 彼の返事はNO. あくまでもworseしかない、とのことでした。
 
また、奥さんらしき女性が言ったセリフの真意はな何なのか?とたずねると、
「はやく仕事に出て乳搾りしなさいよ。牛は自分で絞るわけじゃないのよ。と言っている。似た表現がいくつかある。部屋の掃除をしない子供に向かって、Your room is not gonna clean itself.マイカーを洗車しない亭主に向かってYour car is not gonna wash itself。など」 ふーん、間接的に催促するとき使う表現なんだ。