今日は、皆さんの専攻学科によってグループ分けし、将来像について討論したのち英訳してもらいます。
看護学科
近年急速に高齢化が進んでいる。日本では医療や介護のニーズが高まる。
病院のシステムが変わりつつある。今では手術のために入院するほとんどの人が、1 ~ 2 週間以内に退院する。
退院時の注意事項や日常生活を支える人や制度について、患者さんやご家族にアドバイスする必要がある。
退院後のケアはもちろん、高齢者や持病のある方が入院や通院に頼りすぎる制度から抜け出し、「住み慣れた地域で思い通りに暮らす」ことが大切だ。
厚生労働省は2025年までに、各地域の実情に応じて、医療・介護・介護予防・住宅・生活支援が一体となった制度の構築を目指している。この環境では、病院の医師、看護師、保健師、訪問看護師、介護福祉士、ケアマネージャー、薬剤師、管理栄養士などが情報を共有し、連携して働くことになるだろう。
社会福祉学科
世の中には、人生において様々な困難や不安、悩みを抱えている人が大勢いる。
欲しいサービスがわからない、特典が少ない、経済的にサービスを受けられないなど、理由はさまざまだ。
そのような方々と適切なサービスとの架け橋となり、相談者と社会をつなぐことが私たちの大きな役割の一つである。
相談者とのヒアリングを通じて、相談内容や現状、希望を把握し、面談後どのようなサービスが適しているかを検討し、アドバイスやサービス提供のお手伝いをすることが大切だ。
また、関係機関との連絡・調整も重要となるだろう。
社会保育学科
待機児童が社会問題化していることもあり、保育士の需要は非常に高い。
共働き世帯の増加や保育所需要の増加を背景に、国や自治体による子育て支援が積極的に行われている。
保育士に求められるのは多様性と専門性であり、その専門性はますます高まっている。
それは子ども一人ひとりの体調や成長に合わせて、子ども一人ひとりに寄り添った保育サービスを提供するのが理想だからだ。
保育だけでなく、ソーシャルスキルなどの教育支援も求められており、保育士に求められる知識のレベルは高まっている。
現在、幼稚園と保育園を統合することで、それぞれのデメリットを解消することを目指している。
その中でも認可保育園が注目されている。幼稚園と保育園が一体となった施設で、主に地域社会を支える施設を目指している。
栄養学科
2025年には人口の過半数を占める団塊世代が全員高齢化し、超高齢社会における医療・福祉の大きな転換が求められている。これらの職場で働く管理栄養士・栄養士は、診療報酬制度や介護報酬制度を理解し、対象者の健康な生活や治療に貢献する必要がある。
SDGsへの取り組みと脱炭素社会への取り組みも不可欠だ。日本が世界の食糧と栄養の状況にどのように貢献できるかを考えなくてはならない。
他職種との連携能力も重要だ。例えば 病院で入院している患者の 食事量が減ってきた場合、食べやすくするための工夫などを医療スタッフ相談することもある。