押入れを整理していたら・・・

古いカセットテープが出てきました。 何だろうと思って聴いてみると、20年ほど前米国に出張した際、テレビで放送していたCNNの報道番組でした。クロスファイア(CROSSFIRE)というタイトルで、ある話題について意見を異にする人々が激論を交わす番組でした。 日本でいえば「TVタックル」「そこまで言って委員会」「朝まで生テレビ」みたいなものです。

テープ録音する気になったのは、たまたまその時の番組が「原爆使用は正解だったか?」というタイトルであり、なおかつ日本人のパネリストも参加していたからでした。その人の名は古森義久氏。毎日や産経新聞に籍を置き、ワシントン支局に長く務めた辛口のジャーナリストなのです。

センシティブな話題をアメリカ人相手にたったひとりで、しかも英語で話すのだから心細かったことでしょう。おかしな例えかもしれませんが、超満員の甲子園で戦うビジター選手のような気概だったろうと思います。 なるべく早いうちにdictationして、この場で発表したいと思います。

あるネコのおはなし

和歌山県の小さな駅でネコが駅長になった話、聞かれた方も多いかと存じます。驚いたことにアメリカのCNNまで取り上げていたそうです。記事と試訳を載せましたのでご参照ください。

It’s the last stop of a country train line – an isolated town of just a few thousand people. The tourists are flocking here to snap what they call a once-in-a-lifetime picture of her, Tama the cat or as she’s known to the Wakayama Railway – “Super Station Master.”
それは人口数千人の過疎のまちにある、電鉄の最終駅。旅行者たちが「一生に一度の写真」を撮るため大勢集まってきます。写真の相手はタマ、和歌山電鉄では臨時駅長として知られる猫です。
The cat, in a conductor’s hat, greets travelers like Michiko Yoshihara who traveled nearly six hours by train and spent hundreds of dollars to see Tama.
タマは車掌帽をかぶり、訪れる観光客を迎えます。その中のひとりがヨシハラミチコさん、タマに会いに6時間と数百ドルかけてやってきました。

Tama belongs to the grocery store next door but started hanging out at the train station. The train line heard about Tama and decided on a whim to start promoting her as the stop’s stationmaster.タマはもともと隣の食料雑貨店で飼われている猫でしたが、駅の中をたむろするようになってから電鉄側の知るところとなり、思いつきで駅長に「昇進」させたのでした。

Well the train loads and  tourists started turning up.Merchandise started flowing and so did the cash, turning Tama into the ticket for one town’s turnaround. するとどうでしょう。乗客数、旅行者数が増えだし、商品流通が活発になり、収入が増えだしたのです。タマは一躍町おこしの立役者になりました。

Before Tama, the train line was almost always empty and nearing bankruptcy. Not only has she brought this train line back to life, but single-handedly pumped 10 million US dollars into the local economy.
タマが現れるまでは、この路線はほとんど空車で破産に近い状態にありました。 タマは電鉄会社を復興させただけでなく、地域に一千万ドル規模の経済効果をもたらしたのです。

This is the ten million dollar cat.
これが一千万ドルのネコ。

Seeing is believing, says the town that’s living an economic turnaround amid a national and global slowdown.
「百聞は一見にしかず」・・・世界的不況のさなか、経済復興を実践している町側がそう語る。

Why would so many spend so much on a little cat? It’s a chance to take a break from the problems facing Japan, says Haruto Maeda, who took the day off work to see Tama.”Call it an accident of life,” says Kishigawa’s Buddhist monk, Takeo Teranaka. “Perhaps other towns should find their own special thing and maybe they’ll see this kind of benefit, too.”
なぜお金をかけてまで大勢の人が猫一匹見るためにやってくるのでしょうか? タマに会うため会社を休んできたマエダハルトさんは、「日本が直面する問題から離れ、ちょっと一息入れるのに良い機会なのですよ」と語る。
また貴志川町内の僧侶テラナカタケオさんは、「人生の偶然、と呼んでいいと思います。他の市町村でも自分に合った特殊なものを見つければきっとうまくゆくでしょう」と言っています。

Tama now lives full-time at the station, with her mom and a friend.
タマは現在、母親、友人と一緒に駅に住み込みで暮らしています。
The prize of the town’s locals, who say in these tough economic times they’ll take a gift horse or cat where they can get it.
このような不景気のもと、やれることはなんでもやる、そう口にする町の人々が手にした「掘り出し物」のネコでした。

新聞拾い読み

ネットのロンドンタイムズにこんな記事が載っておりました。

Chancellor Alistair Darling will this week tell government departments that the money has run out and they face a three-year cash freeze on spending. アリステアダーリング大蔵大臣は今週、政府各部門に対し財政逼迫のため今後3年間政府支出凍結に直面することになる、と伝える予定だ。

Darling is said to believe that public sector workers will have to match the sacrifices made by private sector employees during the recession この不景気の間、民間企業の従業員が強いられてきたのと同じ犠牲を、今後は公務員もはらわねばならないだろうと同氏は信じていると言われる。

Asked how the deficit should be reduced, respondents in the YouGov poll strongly favoured the main emphasis being on spending cuts over tax rises, by 52% to 30%. 財政赤字をどのように減らすかを世論調査で問うたところ、回答者の52%が支出削減を支持したのに対し、増税と答えたのは30%だった。

Yesterday the Tories stepped up their campaign to prevent money being wasted on costly IT projects. 昨日、野党の保守党はIT関連事業に多くの(税金が)浪費されるのをやめさせる運動を展開すると立ち上がった。

なにやら英国版のレンホウさんが出てきそうな勢いです。

This financial catastrophe was caused, in large part, by Labour’s complete disregard for regulation of the financial sector – an own-goal one might say.
今回の財政危機は、金融機関への規制を怠った与党労働党が引き起こしたものだ。まさにオウンゴールと呼べる。

経済記事にサッカー用語を混ぜるなんざ、英国ですなー。

小学生に英語を教えることの要否

小学校への英語授業の導入についてはかなりの賛否両論があったそうです。

「国際社会で活躍できる人材の育成が肝要」という意見と「日本語がおぼつかない段階で外国語を教えるのはいかがなものか」という意見。永遠に結論が出ない論争に聞こえますが、私は前者に軍配を上げたいです。

横浜で海運関係の仕事をしていた80年代、商魂たくましい中国人や韓国人にたくさん出逢いました。 欧米人相手に物怖じせず、一歩も引かない交渉態度を見て感動に似た気持ちを味わったものでした。

一方、外国人との交渉となるといきなり及び腰になって、「オレ英語だめなんだよお。」などと弱音を吐く日本人がいかに多かったことか。すでにそのころ経済大国、貿易立国などとよばれていたにも関わらず、ですよ。(嘆)

あれから四半世紀が過ぎました。状況は好転したかもしれませんが、私の眼にはまだまだ不十分に映ります。このまま手をこまねいていれば、アジアにおける日本は中国・韓国・インドなどの列強に機先を制され、日陰草になってしまうのではないでしょうか。

エネルギー需給、温暖化問題、食糧自給、安全保障・・・これからの子供たちはこういう問題に取り組むため、他国と 協調したり意見を戦わせたりする機会が増大するに違いありません。国際舞台で堂々と発言できる人材を育成するために、英語の早期教育は必要不可欠と言えましょう。

お問い合わせの中から

新聞広告を出してから、当塾に対するお電話が多く寄せられました。叱咤あり、激励あり。まあほとんど前者でしたが・・・(泣) 

一番多かった内容は、「チラシの裏側やら古いラジカセやらを使うので授業料を安くできるんでしょ? 肝心の授業内容はどうなんですか。そこをはっきりしてくださいよ」というものでした。

こういった問い合わせは、当塾に深い関心があるからこそ出てくるものなのでしょう。ありがたく拝聴させていただくと同時に次の通り回答させていただきます。

私は前もって授業内容を決めるつもりはありません。あくまでも一回目の授業の中で、生徒さんの適性や前向き度、目標などを聞き入れ、最適な方法を模索するつもりです。

たとえば「英検2級受験予定、読み書きに自信あり、過去問すべて挑戦済み」という人ならば、2級レベルの文章で、手⇒口、目⇒口、の稽古を行い、得意の読み書きでは準1級の過去問をさせます。

柔道初段を目指す人が、稽古すべき相手は初段者だけではないでしょう? 2段や3段の人から習えばこそ見えてくるものがきっとあるはず。 それと同じ理屈です。

小学生5名現る!

小2から小6まで5名のお子さんたちに教えました。2050年ごろの日本を支える人材。そう思うと強い責任感に襲われ、緊張の連続でした。 しかしまあ面白い。 走り回る子、おとなしくじっとすわっている子。字を丁寧に書く子、乱暴に書く子。「個性」という言葉だけでひとくくりするのがもったいないほど、いろんな側面を見せてくれました。

こんどの英検で準2級に挑戦するというスーパー少女がいました。「そんなご冗談を、準2級って半端じゃないですよ、奥さん」私は母親にそう告げながら、半信半疑で過去問をやらせてみました。そうしたら回答速度の速いこと速いこと。単語、熟語、会話、長文、すべてそつなくこなしてしまう。
「何なんだ、この子?」末恐ろしさに身震いしました。中学校のうちに準一級とるのも夢ではないでしょう。
「アメリカに2年ほど住んでいたから」と母親は謙遜気味に話していましたが、このたぐいまれな才能はそれだけで説明しきれません。もっと他に起因しているはずです。 英語に対する強い関心、将来への夢、そういったものがベースになって彼女の背中を後押ししている、少なくとも私にはそう見えました。

すぐに話せるようになりますか?

お問い合わせ、ありがとうございます。
同じ文章を何十回も繰り返せば、自然に口から英文が出るようになります。

短期間で効果を望まれるのでしたらば、松岡修造なみのトレーニングが必要ですね。根気、精神力、体力がモノをいいます。

私は高齢ですけれど、熱意だけは修造さんに負けないつもりです。ぜひ無料レッスンに来てください。

祝 開業!!!

と言いたいところですが、無料体験レッスンに来られたのはほんの数名だけでした。 でも私は大満足!!! 悪天候の中来てくださった皆様には深謝の念を表したいと思います。

その中のひとり、英検3級合格を目指す中三生のH君が印象に残りました。 すでに一次試験は合格しており、今週末に2次の口述試験が行われるとの由。 よっしゃあ、それじゃあ今日はその本番練習をやろう! てな具合に私は試験官役をかって出ました。 「口述試験は第一印象が大きく影響する。とくに最初の挨拶が不十分なだけで1,2点引かれてしまうから気をつけよう」、とアドバイス。 H君頑張れよ。

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添付写真は大学時代の友人から送られた開業祝いの花束です。「新しい門出、おめでとう」とのカードが添えられていました。泣かせるぜ、ズズッ(洟をすする音)

野村英語維新塾

北海道の旭川市に日本一ユニークな英語塾を開校いたしました。

遊び感覚で編み出した数々の勉強法を一挙公開

当塾は生徒さん一人ひとりのニーズに合わせた授業内容をお作りいたします。